船が完成した時、「進水式」というものを行います。その時に勢いよくパンッ!と瓶を船体にぶつけます。その瓶は一体何なのでしょうか。
今回は進水式の時に船にぶつける「瓶」について解説していきます!
「進水式」とは?
「進水式」とは、船が生まれて初めて海に浮かぶ瞬間であり、船としての誕生を祝うとともに航海の無事を祈る式典です。(後略)
(引用元:内海造船株式会社)
(出典:海上自衛隊)
結論から申し上げますと、この瓶は「シャンパン」です。
みなさんも、お祝いのときやクリスマスの日などに飲まれるかと思います。
進水式も同じで、船の誕生をお祝いをします。
(出典:太平洋フェリー)
(出典:海上自衛隊)
進水式の方法(流れ)
1.命名式を行い、船に名前をつける。
2.船首につないだ1本の支綱を切断する。 支綱にはシャンパンのボトルやくす玉が連結しており、切断と同時にシャンパンのボトルは船首にぶつかって割れ、くす玉は割れて紙吹雪やリボンが空中に舞う。
3.支綱切断後に船が船台から水面に向けて滑り出し、同時にブラスバンドの演奏が行われ、船尾から進水が始まる。
(横方向からの場合もある。船首方向からだと勢いが付きすぎて浸水式になる恐れがあるためである)
なお、支綱とシャンパンを連結せず、手で直接船にぶつけて割る方法や、投げつけて割る方法がとられる場合もある。
2.船首につないだ1本の支綱を切断する。 支綱にはシャンパンのボトルやくす玉が連結しており、切断と同時にシャンパンのボトルは船首にぶつかって割れ、くす玉は割れて紙吹雪やリボンが空中に舞う。
3.支綱切断後に船が船台から水面に向けて滑り出し、同時にブラスバンドの演奏が行われ、船尾から進水が始まる。
(横方向からの場合もある。船首方向からだと勢いが付きすぎて浸水式になる恐れがあるためである)
なお、支綱とシャンパンを連結せず、手で直接船にぶつけて割る方法や、投げつけて割る方法がとられる場合もある。
(引用元:ニコニコ大百科)
では、なぜシャンパンが使われるのでしょうか?
西洋で行われていた進水を祝う催しが装飾や儀式に変化していったという説がある。ヴァイキング※は進水式において人間を生贄として捧げていたたとされ、後には生贄ではなく血を連想させる赤ワインを使う風習となり、さらに白ワインからシャンパンに変化したのが通説とされる。
(引用元:Wikipedia)
進水式のジンクス
・進水式は必ず晴れる。
(出典:ぱくたそ)
・シャンパンのボトルが割れないと縁起が悪い。不幸になる。
(出典:海上自衛隊)
進水式の種類
進水式の方法は、主に2種類あります。
・ドック進水
(出典:海上自衛隊)
造船台に乗せたままドックに水を注入させ、船を浮かび上がらせます。
(大型の船舶は重いので、進水台を滑らすと転覆して事故を起こす可能性があります)
・船台進水
(出典:海上自衛隊)
進水台を滑りながら船尾から入水します。
(船首から入水すると勢いがつき、転覆する可能性があるからです)
日本の船ではこの「船台進水」を採用しているところが多いようです。
海外などでは「横滑り式」を使うところもあるようです。
というわけで今回は、進水式についてでした!