時代のかたすみで

7月24日(土)

先日ブルーインパルスの話です。

先日、航空自衛隊ブルーインパルスが1964年の東京五輪以来(約75年ぶり)、東京上空で五輪マークを描きました。

ブルーインパルスのスモークは、オイルと染料を混ぜたものを、エンジン排気の熱で気化させ、気で冷やされ細かい粒子となり、皆さんご存知のようなあのスモークとなります。

通常は白いスモークです。白いスモークは無色透明のオイルを使います。今回は東京五輪のためにカラースモークを復活させました。

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(出典:防衛省・自衛隊 Twitter

実は、1998年まではカラースモークを使っていました。が、「コストや手間がかかる」、他には近隣から「車や服に色が着いた」などの苦情があり、長年廃止されてました。しかし、2019年の実証実験で、スモークが空中で拡散するように改良し、復活することになりました。

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(出典:航空自衛隊 HP

よく、ブルーインパルスの燃料は無駄!税金の無駄遣い!」って言っている人がいますが、本来、全国のイベントや航空祭で飛ぶはずだった(コロナで全部中止)燃料を使わない方が無駄ですよね?って言いたいですね。

 

8月24日のパラリンピックでも、カラースモークが使われる予定ですので、お時間がある方はぜひ、密を避けながらご覧くださいね!

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