先日、航空自衛隊のブルーインパルスが1964年の東京五輪以来(約75年ぶり)、東京上空で五輪マークを描きました。
ブルーインパルスのスモークは、オイルと染料を混ぜたものを、エンジン排気の熱で気化させ、大気で冷やされ細かい粒子となり、皆さんご存知のようなあのスモークとなります。
通常は白いスモークです。白いスモークは無色透明のオイルを使います。今回は東京五輪のためにカラースモークを復活させました。
(出典:防衛省・自衛隊 Twitter)
実は、1998年まではカラースモークを使っていました。が、「コストや手間がかかる」、他には近隣から「車や服に色が着いた」などの苦情があり、長年廃止されてました。しかし、2019年の実証実験で、スモークが空中で拡散するように改良し、復活することになりました。
(出典:航空自衛隊 HP)
よく、「ブルーインパルスの燃料は無駄!税金の無駄遣い!」って言っている人がいますが、本来、全国のイベントや航空祭で飛ぶはずだった(コロナで全部中止)燃料を使わない方が無駄ですよね?って言いたいですね。
8月24日のパラリンピックでも、カラースモークが使われる予定ですので、お時間がある方はぜひ、密を避けながらご覧くださいね!