皆さんは「救急車」というと、どんな色を思い浮かべますか?
(出典:ぱくたそ)
恐らく、このような「白い色」の車両を思い浮かべるかと思います。
実は白色以外の救急車があることをご存じでしょうか?
今回はそんな珍しい(?)色の救急車をご紹介します!
その珍しい色とは、ずばり緑色です!
緑色の救急車は、陸上自衛隊が所持しています。
(出典:陸自調査団)
こちらがその緑色の救急車です!
名前は「11/2t救急車」といい、「11/2t」は「1トン半」と読みます。
この車両は自衛隊用語で、救急車を意味する「アンビュランス」を略して「アンビ」とも呼ばれています。
ちなみに製造はトヨタ自動車です。
また、自衛隊としては珍しい、サイレンを鳴らしての公道を走行することができる、「緊急車両指定」を受けています。
(出典:陸自調査団)
内部には担架が4つあります。また、座れば8名が収容することができます。
自衛隊が訓練や戦闘等で負傷をした際はこのアンビを使います。また、災害派遣で要請を受け出動することもあります。
(出典:陸自調査団)
運用の際は、看護師や救急救命士の資格を持った隊員が同乗します。
ただ、普通の救急車と違う点があります。
積んである医療用の資器材などは消防が運用するものとほぼ同じですが、舗装されてない所での運用を前提としているため、ベッドに振動を軽減する装置などはついておりません。
ですが、この「アンビ」が普通の救急車より優れている点があります。
先ほど4つの担架があると述べたように、消防の救急車と比べて4倍以上の搬送能力があります。
また、災害が起こった地域など、悪路での走破する能力が高い点などがあります。
(出典:陸自調査団)
普段は見かけることはないと思いますが、もしサイレンを鳴らしているのを見たら、道を譲ってあげてくださいね!
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陸自調査団
こちらより画像をお借りしました。ありがとうございました。